2014年7月 4日 金曜日

木柵の効果

皆さんこんにちは、椎名です。

梅雨入り後早くも3週間が経ち雨の日や曇り空、突然の雨に晴れを恋しく思いながらも現場は進んで行きます。

天候に左右されながらもこの時期は、工事に手入れと現場が重なる時期でもあるので大忙しです。

その為高田造園では現場を分けての作業を行わせて貰っています。

通称工事組と手入れ組です。

今回は工事組の紹介をさせてもらいたいと思います。

千葉県印西市の今週着工したばかりの現場です。



リガーデンのお庭です。御覧の通りいくつかの既存木が有りその樹木の掘り取り、仮植から行います。

今回のお客様は元々雑木の庭に興味があったらしく既存の樹木もヤマボウシやシラカシ、ソヨゴ、ヒメシャラ等高田造園でも良く使う樹種が多く植えられていて年数が経ち、良い状態に育っているます。為景観に馴染んでいます。



掘り取った樹木は根っこを切断している為根巻き後仮植を行います。

その土地で育った樹木をその場に植える。仮植といえども景観に馴染みますね。今後の植栽が楽しみです。

掘り取り、仮植が終わると木柵工事に取り掛かります。

木柵はやはり雑木の庭の雰囲気を演出するのに欠かせないもので無機物では出せない柔らかさや木の温もりを伝えてくれます。



先ずは高さの設定です。

周りの景色を隠し過ぎず、ある程度の景色を取り込む事で緑の線を取り込んで行きます。

敷地外の景色を庭に取り入れ連続性を持たせる。
昔の日本庭園等で用いられていた借景の技法です。



 
今回は板と板の隙間を広めに取り隣地の低木の緑等も板の隙間から取りこめる用に仕上げました。

今後入る植栽工事が楽しみです。

投稿者 株式会社高田造園設計事務所