稲村

2020年2月23日 日曜日

苗木を育てる

こんにちは。
高田造園の稲村です。
ついこの間オリンピックイヤーが始まったと思っていたら、いつの間にか1月が終わり2月も終盤に差し掛かっており、時が過ぎる早さを感じております。
この時期になると高田造園では造園工事や環境改善などと並行して、この2つの業務には欠かせない苗木の植え付けを行います。
ちなみについ先日も行いました。
実は苗木には沢山の魅力があるんです。
と言うことで、今回はこの時期に行う苗木の植え付けや使い方などを少し紹介したいと思います。

まず、高田造園では苗木を生産者さんから買ってその苗を畑やポットに植え替えて管理をしています。また、ドングリなど種を植え付けて実生からも育てています。



生産者さんから購入している振るい苗。
落葉の樹木は、冬の間は休眠期になるためこのように土が振るった状態で送られてきます。




苗木は大体70㎝前後の苗で、コナラやモミジ、サクラなどがメインで、ポットには2~3本程度で密植にします。また、樹種もバラバラで混植します。
密植することにより、それぞれが競い合って生長するため、伸長成長が促されます。
この時に大切なのがどのような土を使うかです。
特にポットのような根を張ることが限られ、外部から養分を得にくい場合は、ただ単にその辺の土を使っていてはあまりいい生長はできない可能性が高いと思います。
そこで高田造園では腐葉土に枝葉、くん炭、竹炭をよく混ぜた土を使います。
ちなみにここで使う腐葉土は、剪定で出た枝や葉っぱが、土の中にいる小動物(ミミズやダンゴムシなど様々)や微生物など様々な生き物の力を借りてゆっくりと分解されてできた土を使っています。
この有機物の循環によってできた土、つまり生と死が隣り合う場所でこそ木々は良い成長をすることができるのです。



使用する土の状態です。
枝や葉が多く混ざり合っているのがわかります。
この作業をしているとミミズやカブトムシの幼虫など沢山の生き物がおり、改めて生きた土とはこのような分解者たちの力が必要なのだと感じることができます。

そして1年もすればポット苗でもしっかりと根を張ることができます。






畑でも同じように密植で植え付け、競争させながら生長させます。
この写真は最近撮った写真ですが、僅か1年で3m弱にもなり、あっという間に僕の背丈は越されました。
樹木の生長の速さには驚かされるばかりです。


そしてここからは苗木を使うメリットをお話ししたいと思います。
僕が考える苗木の利点をお話しさせていただきますと、苗木はそこまで大きくないため持ち運びや管理がしやすく、狭いスペースや植栽が難しい場所、山林などでも植栽が可能となります。
そして、だれでも簡単に植栽ができる点は苗木のいい点だと思います。



このようにちょっとした小スペースにも植栽することが可能で、苗木があるだけでも雰囲気はかなり変わってきます。



持ち運びがしやすく、法面などにも簡単に植栽ができます。
また、苗木は根をしっかりとはりながらその土地で生長するため、生長と共に土地を良くしていってくれます。


最後になりますが、苗木は買うことも可能ですが、種から自分で簡単に育てることもできます。
去年は、業務で沢山のドングリのポット作りをしましたが、そのおかげかもあってか個人的にもはまってしまい、僕はアパート住まいですが業務とは別で自分でも沢山作ってしまいました。
コナラのドングリは動き出しが早く、少しずつではありますがすでに根を出し始めています。
このようにゆっくりではありますが、徐々に成長していく植物の成長を見守ることはとても楽しく癒しを与えてくれます。
場所があまりなくても簡単にできるので、ぜひ皆さんもやってみてください。
 

投稿者 株式会社高田造園設計事務所 | 記事URL

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