椎名

2014年4月20日 日曜日

大活躍!再生土

 こんにちは椎名です。

ブログの更新が送れてしまっている間に桜の季節も終わり新緑の季節がやってきました。

 4月に入って工事が完了した鹿島市現場や市川市現場、以前時期が悪かった為芝張りを残していた茨城県現場でも新芽が出始め、早くも若葉が木陰を作る景色に新しい季節の訪れを感じています。


 工事も着々と完成していく中、高田造園では着工前のお客様の仮設工事周りや苗木畑の整備、山の剪定枝捨て場の整備等、次の工事に使用する材料作りや育成をする為の環境づくりを行っています。


中でも山の剪定枝処分場は単に剪定枝を捨てる場所だけでなく土を再生する場所でもあります。

細かく裁断され、積み上げられた剪定枝は米ぬかを混ぜて約1年半寝かせる事で、微生物による分解と醗酵によって堆肥として生まれ変わります。

 この再生土は山の日陰の中で管理する事で湿潤状態を保ち植物にとって有用な微生物を生かしたまま現場の土壌改良材として利用しています。

  

 再生土をさらった後 : 
新しい剪定枝を置く場所となります。
今回は3tの車約7台分の再生土を運搬しました。 


完熟した再生土 :
 枝が多少残ることによって土の間に空気の層をつくる役割も有ります。
現在行われている高田造園の野菜畑でも使用されました。



もともとの硬く踏みしめられてしまった地盤に再生土を混ぜ、耕す事で土の生成を促しています。
今回はジャガイモの植え付けに使われました。

今後のジャガイモの生育、収穫が楽しみです。






 


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2014年3月10日 月曜日

材料買出し。

 こんにちは、椎名です。

今週は、前々から雨の日に予定された深岩石の買出しに行ってきました。

深岩石とは栃木県で取れる天然石で見た目は大谷石とさほど変わらないのですが、水、温度等による風化の耐久性に優れているという点で大きな違いが有ります。

高田造園で使用しているのはこの深岩石で、現在進行中の茨城県の現場でも土留めや園路の敷石、ベンチの足等に使用しています。

深岩石による土留め


深岩石の採掘場所は栃木県鹿沼市、と遠い場所なので今回は2tダンプと3tクレーン車の2台板材を満載で100石。

板材の規格は決まっており横幅30cm×高さ90cm×厚み10cmの物を購入。

他にも棒状の物だったりタイルの規格品等が有りました。

行きは良いのですが帰りは石材を積み重量が重くなる為、それなりの養生道具を準備し朝は5:50に出発。

石切場にようやく到着したのは9:00でした。

石切場に来たのは初めてだったのでそのスケール感に圧巻でした。
手前に積み重なっているのは石を切り崩したままの企画外のものだったり、これから加工して製品化する物等が山積みです。

規格品にならない材料でもこんな物を見せていただきました。

規格外の砕材を利用して石材加工したもので、石のみと石頭という道具を用いて、手仕上げで作っているため深岩石本来の柔らかさがでていました。


深岩石の加工時に出た粉を釉薬として利用した器
こちらも深岩石の特徴が残っていて思わず手に取って使ってみたくなるようなものでした。


材料の性質を知りその特徴を活かした物を作る。自然素材を扱う我々の仕事も素材の表情を読んで使えと良く言われます。

樹木はもちろんの事、木材、石、土までもが材料になる。そのような自然素材についてまたの機会紹介して行きたいと思います。

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2014年2月23日 日曜日

現場着工

お久しぶりです。
椎名です。

先週は雪の影響で着工する予定だった現場にも行けず、ひたすら事務所や畑の雪かき等に追われていました。

 2月11日(火)現在 千葉市若葉区中野町 事務所 風景


 事務所前面道路風景




屋根に積もった雪は23cmにも達していましたが、週末に降った雨のおかげでいよいよ雪も溶け、今週は現場着工です。

さて雪解け後の現場は茨城県鹿島市、鹿島神宮の近くのお宅での仕事です。

作業内容はというと

 2月20日現在 ブロック積み風景 1段目

そう、ブロック積みです。

高田造園でも積むんですね。

積んでいるのは文造園社長 佐野 文一郎 さん、 通称ブンさん ですが、




隣を見ると高田さんはアプローチの石組みをしていました。

やはり高田さんは石組みが合いますよね。

 文造園 社員の 石川 純一 さん  通称ジュンさんです。  ブロック積み風景3段目 

と、現場では順調に再開し始めましたが、

2月22日現在 中野の山 再生土置き場 風景

まだまだ雪の影響の残る置き場、通路をふさいだままでした。 

 シロダモの大木
こんな太い幹から折れていました。

 自然にこういう形になってました。 笑


未だに雪の残っている古材置き場前の通路

を片付け、ようやく普段の景色に戻りはじめました。


まだ油断はできませんが、来週からは本格的に現場です。

また新しい現場の状況を届けたいと思います。


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2014年2月 1日 土曜日

はじめまして。

 はじめまして、高田造園入社2年目の椎名です。

これから随時新しい現場の進行状況や畑の掘り取り作業風景など、お客様の庭が完成するまでの事を紹介して行きたいと思います。

 
 普段目にする事のできない裏方の仕事の風景写真など楽しんで頂けたら幸いです。


では、まず初めは茨城県のU様邸の植栽風景から紹介させて貰いたいと思います。


いきなりの植栽完了写真です。

 建物脇に高木のコナラをメインにモミジ、アカシデなどの落葉樹、敷地境界ラインに目隠しを兼ねた常緑樹のシラカシ、アラカシ等の植栽をしています。

 




















 また、常緑樹は日向で育てると成長が早く景観を乱しがちになりますが、日陰の下で管理する事で雑木らしい柔らかさを保つ工夫もしています。


冬の間はこの常緑樹が景観に潤いをもたらしますので、上手く取り入れたいですね。



 






花もきれいです。









植栽はまだ低木までです。

石組みの後に地被植物が入り、整地をすれば、植栽は完了です。

今回は施工前写真が無く残念なのですが、次回から施工前写真はもちろん作業風景なども楽しんで頂けたらと思います。

ではまた次回、駐車場含めた完了写真をお見せしたいと思います。


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