千葉県の造園 自然素材を生かした庭造り。造園設計施工・庭造りから庭園の管理まで一貫して行います。

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土の質感 -三浦邸-

ひんやりとした


提案時のイメージ図

提案時のイメージ図

若いお施主が自ら設計に関与して新築した家は、外観は板張りで、室内は木と漆喰を基調にした温かみあふれる家でした。リビングは二階で、庭は主にコンクリートのエントランスに平行した細長いスペースとなります。雰囲気のある内装にあわせて、庭の構成も木と漆喰を素材のベースに提案しました。

設計段階で生まれたお施主の子供、狭い庭ながらも、この子がいずれ駆け回り、それが似合う庭造りを意識し、もう一つの玄関アプローチ、それも森の中の小道のようなものを提案しました。その中で、水の造形が欲しいとの施主の要望があり、壁泉の袖壁と、創作水栓の袖壁とを、景色のポイントにしました。この二つの袖壁を曲線の漆喰仕上げとすることで、庭の奥行きと柔らかさを求めました。


美しい曲線を出すためには、手間はかかりますが小舞下地が最適です。また、自然の質感を醸し出すために、分厚い壁の内部から土を積み上げました。その結果、ひんやりとした土の質感を最大限に発揮でしたと思います。庭造りに忘れてはならないことは、「形」だけを求めるのではなく、質感が大切です。

自然素材本来の味わいが、将来子供に何を語ってくれるのか、それを楽しみに作り上げました。また、遊び心あふれる施主の発案で、壁泉の給水には雨水を溜めて用い、備前焼のバードバスに落ちた水は水琴窟に流れ込むようにしました。道路に張り出すように植栽したモミジとリョウブは、将来どんどん大きくして、道路に思い切りかぶせていきます。街の景観に対する潤いのお裾分けです。「緑は皆で楽しむものですから。落葉だけ掃除してくれれば、緑や夏の木陰、紅葉と、通る人も和んでくれると思いますよ。」そう言う私に了承してくださったお施主に感謝です。

狭いスペースながら工夫を凝らした三浦邸。

狭いスペースながら工夫を凝らした三浦邸。

漆喰で作った壁泉。

漆喰で作った壁泉。


 
       
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