自然素材を生かした造園施工により、温もりと手作りの質感を大切にしています。自然素材や雑木の庭で心地よい住環境をご提供します。

株式会社 高田造園設計事務所

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 造園施工   庭造りへの想い

◆コンセプト◆

1.住まいの環境を改善する庭造り 〜夏は涼しく冬は暖かく

 猛暑の街の大木の木陰のありがたさ、あるいは森の中のひんやりとした空気の心地よさ、樹木が生み出すこうした環境効果を誰しも肌で感じられたことがあることでしょう。

 大きな木陰は夏の直射日光を遮り、地表の温度上昇を抑えます。また、木陰で冷やされた空気は日向との温度差のために風が生じ、周囲に冷気を送り込んでくれるのです。

 つまり、樹木は天然の偉大な空調装置なのです。庭の中でも雑木の木陰を上手に用いることで、住まいの環境を改善し、木漏れ日の下の快適な住まいとすることができるのです。

 また、冬の雑木は葉を落として、陽だまりの庭となります。

 自然の木々を住まいの庭に上手に活かして、夏は涼しく冬は暖かい、そんな住みやすい環境を作る、それが私たちの提供する雑木の庭です。

夏の木陰のある暮らしを
夏の雑木の庭
木漏れ日の下の冷ややかな空間が気温上昇を抑え、室内に涼風を送ります。
夏の木陰のある暮らしを
初冬の雑木の庭
暑い夏の間、日差しを遮ってくれていた木々の葉が徐々に落ちて、暖かな日差しが庭全体に差し込みます。

2.作りすぎない自然な庭を

 私たちが提供する雑木の庭は、柔らかな自然の木立に包まれたさりげない心地よさを大切に考えております。

 そのため、庭のデザインは基本的にシンプルで、雰囲気のある植栽の組み合わせと効果的な植栽配置を重視したご提案をいたしております。

 末永く家族と共に呼吸し愛される庭とするためには、あまりデザインや意匠に凝りすぎず、作り込みすぎない方が雰囲気の良い、より自然な庭になると感じております。

 住み人の心の中に違和感なく溶け込むような自然な庭の佇まいをつくるため、必要以上に作りすぎない洗練された自然空間、そんな庭を私たちは提案しています。

夏の木陰のある暮らしを 夏の木陰のある暮らしを
雑木の庭の施工例
雑木林の中にいるような快適な雰囲気を作り出すためには、植栽の工夫だけで十分なケースが多いように思います。この庭の足元も、ウッドチップを敷いた上で芝の種をまいただけの仕上げとしました。作りすぎない庭の仕上げ方が、作為を感じさせない自然な雰囲気を感じさせてくれます。

3.四季の自然と共にある暮らしを

 暮らしの中で四季の移ろいを感じる豊かな時間、雑木の庭を通してそんな幸せな暮らしを提案しております。落葉樹をベースに様々な自然樹木を織り交ぜた雑木の庭は、四季の変化をダイナミックに演出してくれます。

 私たち現代人の生活の中で、自然の営みを感じる豊かな時間はますます貴重なものになってきました。自然の息吹を感じ取り、その美しい音色と共鳴する時、私たちは大きな癒しと心の潤いを得ることができます。

 人が人らしい心を保ち続けるために、自然を感じる心を決して忘れてはならないものだと思います。 芽吹きの美しさや季節を告げる花や紅葉の喜びを、家庭で分かち合いながら暮らす幸せ、どれほど貴重で豊かなことでしょう。美しい庭が家族共有の思い出の原風景として欲しい、そんな思いを込めて庭造りを心がけております。

夏の木陰のある暮らしを
早春、雑木の庭に先駆けて春の訪れを告げるダンコウバイの花
夏の木陰のある暮らしを
雑木の庭の芽吹きの様子。木々の芽吹きの頃、庭の表情は毎日変化していきます。新しい命の芽生え、新緑の雑木の庭は1年の中でも最も感動的な時期となります。
夏の木陰のある暮らしを
猛暑の雑木の庭。コナラやクヌギなどの雑木たちが、家の周囲に大きな木陰を作ります。樹木の木陰によって地表は熱せられることがないため、猛暑の日中でもここにはひんやりとした空気が流れています。
夏の木陰のある暮らしを
ツリバナの赤い実。深まりつつある晩秋の気配を感じさせてくれます。
夏の木陰のある暮らしを
雑木の庭の紅葉。柔らかな日差しが庭の林床に差し込み、1年の活動を終えようとしている錦秋の木々が美しい輝きを見せてくれます。
夏の木陰のある暮らしを
初頭の雑木の庭を見上げる。夏の間、強い日差しを遮ってくれた木々も葉を落として、明るい日差しが庭に差し込んできます。
夏の木陰のある暮らしを
厳寒の雑木の庭。眠るような寂しげな木々達も、着々と春の準備を進めています。

4.植栽中心の屋外空間デザインを

 私たちは庭という限られた場所のみをデザインしているのではなく、家を含めた住環境全体を美しく心地よくするのが、雑木の庭の空間デザインです。

 庭は、ただそれだけで存在しているものではなく、周囲の風土や景色を含めてそれぞれの家屋の屋外空間として、存在しています。

 その土地その家、そして住む家族の暮らしの風景を、美しい屋外空間の中に違和感なく溶け込ませてゆくことが、私たちの提供する屋外空間デザインです。

 よい庭造りのために最も大切なことは、植栽です。庭造りの際、無駄にお金をかけて様々な要素を取り入れても、植栽への配慮が十分になされていなければ決してよい庭は生まれないのです。

 よい空間を作るためには植栽による雰囲気造りが最も大切だと考えております

 私たちは庭の設計に際して、住まいの環境を改善するための効果的な植栽配置と、その土地やその家屋に適した樹木の組み合わせによる自然空間作りを中心に考えて、庭を設計しております。

夏の木陰のある暮らしを 夏の木陰のある暮らしを
駐車スペースの設計例
スペースを考える際、先に家屋を美しく潤すための植栽配置を先に考えた上で、2台分の駐車場の配置を検討していきます。これによって家屋正面の車庫も含めて、潤いのある庭の一部に取り込むことができるのです。
夏の木陰のある暮らしを
雑木の庭 植栽仕上げ前
夏の木陰のある暮らしを
雑木の庭 植栽仕上げ直後
家屋は樹木の枝葉越しに見え隠れして、元々そこにあったような自然の中に溶け込むように見せています。適切な配植によって空間の広がりも強調されます。

5.健康な暮らしと自然環境に配慮した素材を

 自然本来の素晴らしさや自然と共に暮らすことの大切さを伝えることも、庭造りの大切な役割の一つと考えております。そのため庭造りの素材についても様々な配慮を心がけております。

(1) 土・石・木という素材の原点に立ち返る

 庭つくりの素材は、その辺にある自然の中から探し出すことが世界共通の本来の姿でした。

 周囲に石がたくさんあれば土留めに石垣をつくり、竹がたくさんあれば垣根の素材に竹を用い、そしてその土地の土を塗って壁を作るといった具合です。その地域の材料を工夫して用いることによって、その風土独自の故郷の風景が造られてきたのです。

 今ではこうした身近な自然との繋がりも希薄になり、カタログで選べる共通の素材ばかりが出回り、日本中どこに行っても個性のない風景ばかりが増えてきてしまいました。

 街や住まいの環境が個性を失い、その土地の自然の恩恵から切り離されてしまった今の住環境で、はたして郷愁や自然へ愛情などを育むことができるのでしょうか。

 私たちは庭造りの際、なるべくその土地本来の自然樹木や土、石を用いることを心がけて、その土地らしい本物の風景を作ることを心がけております。それがかつての美しい日本の風景を現代に再生するための一助となることを夢見ています。

(2) 素材の産出先を考える

 世界中の様々な材料が安易に輸入され、木材から石材に至るまで、庭の素材はそれこそカタログ一つでなんでも選べるようになりました。

 こうした素材を庭の中に取り扱う際、私たちはその素材がどのような過程で製品化されて、そしてどこから運ばれてきているのか、それが果たして持続可能な生産の産物であるのか、自然やその土地本来の持続的な暮らしの破壊の上で、製品化されて日本に輸入されてきているものなのか、こうしたことをもっとしっかりと考えるべきではないでしょうか。

 グローバルな流通がいけないと言っているわけでは決してありません。

 また、庭に用いる輸入素材のすべてがよくないというわけでもありません。しかし、庭の素材に、必需品などはありません。私たちが自分たちの庭を美しくしたいがために、自然界にたいして大きなインパクトを与えて遠い国の自然や暮らしを破壊し、そしてはるばると貨物船で輸送してまで庭遊びのために用いる意味はどこにあるのでしょうか。

 地球環境や健康に対する意識の高まりから、食糧や建築材料など自然の素材は地産地消が最良という認識が浸透しつつあります。庭で用いる素材も、その土地の素材を見直してみるのも面白いことと思います。身近に入手できる自然材料を工夫して使う中に、オリジナルの味わいがあり、創作の喜びも味わう事ができます。

 世界中の素材が安易に入手できる中、私たちはその素材の産地や生産方法を調査した上で、可能な限り地球環境や地域環境に配慮した素材をご提案しております。

(3) 土や人に有害なものを極力用いない。

 様々な揮発性化学物質が我々の住環境を汚染しています。建築材料においては、クロルピリホスやホルムアルデヒドなどの一部の有害化学物質に関しては建築基準法に基づくシックハウス対策によって使用が制限されておりますが、実際には規制対象外の有害物質はたくさんあります。また、その安全性が明らかにされていない様々な化学物質も、塗料や接着剤、木材燻蒸剤など、建築材料の中にたくさん用いられています。

 屋外である庭においてはさらにひどく、外材を中心とした木材燻蒸剤、木材防腐剤、セメント混入材、接着剤、石油系の塗り壁材など、いたるところに有害化学物質が野放図に使われております。それらはゆっくりと長い時間をかけて揮発し、住む人のみならず、庭の生態系にも悪影響を及ぼします。

 私たちはこうした化学物質を極力用いることなく、人にとっても自然にとっても健康で害の少ない素材をご提案しております。

(4) 素材のリサイクルを考える

 日本庭園の源流の一つで、今も日本人の価値観や文化に大きな影響を及ぼし続けているのが千利休による茶の湯です。古くなってなお味わいを深める素材の美、例えば使い古されて壊れかけた石燈籠や、母屋の雨戸板を再利用した草庵茶室のにじり口、雨落ちの縁や延べ段に用いる古瓦など、使い古されたモノに新たな命を吹き込んで、そこに新たな美を発見し、庭に用いたのが千利休の茶の湯の世界でした。

 自然から切り出す素材には限りがあります。古くからの石の名産地、土の産地でも、深刻な自然破壊が問題となって採掘禁止となる地域も徐々に増えてきました。その一方で、古い家屋や庭が解体される際、まだまだ長く使うことのできる素材が大量に廃棄され、あるいは埋め立てられているのも現状です。

 こうした古材の多くは大切に扱えばまだまだ使えるものばかりであり、まして石材などは半永久的に使い回しすることも可能なのです。特に庭の世界においては、新品の素材では決して表現できない豊かな味わいを、古材を用いることで表現することもできるのです。

 私たちはリサイクル可能な素材をなるべく収集し、そして庭の中で新たな命を吹き込んで、工夫を凝らして再生利用することを常に心がけております。

(5) 廃棄物を減らす

 なんでも材料として使い回しできるのが庭の世界です。さまざまな素材の使い道を考え、限りある自然の恵みを暮らしの中に上手に生かすことこそ、人間本来の生活の知恵というものなおかも知れません。

 コンクリートガラなどの建築廃材は、土間や石畳の下地補強に再利用し、石材は新たな使い道を探し出します。そして剪定枝は土壌化して農地や庭の客土に還元し、叩きの土や壁土は無論再利用できます。

 基本的に土・石・木といった自然素材は、再生利用も自然への還元もいずれも可能です。

 しかしながら、化学防腐剤などの有害物質を加圧注入された木材や、接着剤を用いた合板や集成材、プラスティックや化学塗料などの石油精製品は、すべて有害な廃棄物と化してしまい、決して自然界の循環の中に還元することもできなければ、再生利用することもできません。こうした素材は極力使用することを避けております。

 自然の移ろいを享受する中で、心に豊かな糧を送り届けることも自然あふれる雑木の庭の役目の一つです。私たちは庭づくりの中で自然界からたくさんの恩恵を受けている以上、なるべく元の母なる自然を痛めることがないように配慮する気持ちを持たねばなりません。

(6) 日本文化としての庭作りの良さを現代に伝える

 四季折々の自然豊かな日本、私たち日本人は、この豊かな自然の恵みに感謝し、敬い、身近な自然の中に美を見出し、そして自然と共にある豊かな生活のスタイルを作りあげてきました。

 日本の様々な芸術文化は、この豊かな自然への称賛の上で創造され、そして自然に対する人の分というものを謙虚にわきまえながら営まれてきたと言えるのではないでしょうか。

 庭作りにおいても、自然界のかすかなサインを敏感に感じ取り、それを情感的に形あるものへと昇華させる日本人の繊細な美意識をベースにしつつ、自然を体得して一体化しようとする豊かな心を庭作りを通して育てつつ、伝えていきたいと思います。

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