自然素材を生かした造園施工により、温もりと手作りの質感を大切にしています。自然素材や雑木の庭で心地よい住環境をご提供します。

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※日本全国・世界中どこでも承ります。まずはお気軽にご相談ください。

造園施工 庭造りへの想い

自然との共生への取り組み 〜土作り〜

森の木々が落葉を落とし、それが良質の土を作り、そして良質の土がまた植物を育て、多くの命を養う。
 いまだ増え続ける住宅造成地、最近その土質は急速に悪化してきている事を実感します。
私達が当たり前のように庭に客土する良質の黒土、それはどこから来るのでしょう。
そう、森の木々が良質の土を作っているのです。有機質に富んだ良質の土は全ての生命の源となります。
そして人は、田畑の土を何世代にも渡って苦労して改良し、育て続けてきたのです。生命の源である良土は私たちの大切な宝であり、今後も守り育てていかねばなりません。
それが今、植え込みの良土を入手するために山林や畑を潰して表土を収奪し、植え込みに使い、そして不良土を埋め立てる・・・、私たちは一時の繁栄のために、先人たちが長い間に築き続けてきた、何か大切なものを見落としているのではないでしょうか。
自然の恩恵を人に届けることも、私たち造園の仕事の一つです。その仕事に携わる私達こそ、自然を大切にしなければなりません。できることから一歩ずつ、見直していき、地道に実践していくことが大切です。
私たちは2005年より、剪定時の枝ごみから良土を作る取り組みを進めております。枝ごみも処分場に搬出してしまえば燃やされるだけのゴミですが、手を掛けて循環させれば貴重な資源です。土作りの実験の様子を少々ご紹介いたします。
剪定ごみを細かく切断して野積みにした状態。この状態で1年以上寝かせます。適度な太さの枝が混ざることにより、空気の循環が良くなります。発酵が始まると温度が上がり、湯気が上がります。
最近は枝ゴミ粉砕機を使う処分場も増えてきました。しかし、粉砕した枝ゴミは空気の循環が悪いせいか、腐蝕しにくく、リグニンなどの成長阻害成分が分解せずに残り易いようです。原始的で手間のかかるやり方ですが、気長に野積みするのが一番のようです。
野積みの状態で2年寝かせた剪定枝。内部は既に、ふかふかの団粒構造の土に変わっています。切り返しの際、カブトムシの幼虫が大量に出てきます。たくさんの虫たちが葉を食べ、その糞は更に微生物に分解され、良い土を作ってくれているのです。
2年寝かせて分解が進んだ土に、更に米ぬかを混ぜて発酵を促進します。この際、分解があまり進んでいない太い枝は取り除き、別の場所に野積みし、更に時間をかけて腐蝕の進行を待ちます。
剪定枝の山と米ぬかの山。この実験には地元の有機農家に協力いただいています。
腐蝕土と米ぬかを攪拌したら、これを協力農家の畑へ搬出します。農家の畑で数ヶ月寝かすと、素晴らしい生きた土が完成します。それを畑の土に還元していただくのです。
 手間のかかる作業です。しかし、手間をかけることによって、燃やされるだけの剪定枝が良土として蘇るのです。大きな喜びを伴うこの実験を続け、広めてゆくことで土の大切さ、森の大切さを多くの人に伝えていければうれしいです。
 また、環境意識の高い地元有機農家に感謝です。

自然素材の温もりと手作りの質感を大切にしています

一つ一つが違った表情を持つ自然素材の味、その息吹は決して大量生産された人工素材で表すことはできません。

素朴な土塀、叩きの土間、精魂込めて積み上げた石積みは年月と共に味わいを深め、日々違った表情で語りかけてくれます。人の心に語りかける庭、それは素朴な自然素材に新たな命を吹き込む作業の中で生まれると思っております。

材料は何でも買えばいいというものではありません。

旧家に昔から転がっているもの、使い古された古材、川原で石を拾い、流木を削り、敷地内の土を使って。
自然素材を使い味のある庭を一緒に考えて作り上げる方が、高価な材料ばかり使ってぴかぴかの庭を作るよりも何百倍もいいものになると、私たちは確認しております。

 
創作壁泉(土壁)の施工中
漆喰塗りの創作壁泉も、丹念に竹小舞を組み、
中にはマサ土(花崗岩風化土)を固めて立ち
上げていきます。
創作壁泉(土壁)の施工後
竹小舞で組み上げたため、美しい曲線が実現
出来ました。また内部まで土とすることにより、
仕上げ後も壁自体が呼吸し、夏でもひんやりと
した質感が味わえます。

見た目だけでなく、見えなくなる部分に至るまで、自然素材と手作りの創作にこだわることによって、心の温もりを感じ続けるものになると思います。


雑木の庭、自然の中の心地よい雰囲気を創ります

雑木の庭では、住環境に心地よい自然の中の雰囲気を再現します。

雑木の庭はどんな住宅にも調和し、四季それぞれの表情で、住む人のみならず訪れる人をも癒します。

春の芽吹きの美しさ、風に揺られて踊りだす木漏れ日、秋の紅葉、冬の陽だまり。
大胆に変化する自然を日常の中で感じることはとても大切に思います。
日々のストレスを癒す心の健康のためにも、また子供たちの自然教育のためにも、私たちは雑木の庭を提案し続けております。

 

雑木の庭 植栽前

雑木の庭 植栽直後
雑木の庭 植栽2年後
年月と共に雰囲気を増してゆくのも、雑木の庭の特徴です。

街の環境づくりに役立つ庭を

猛暑の街、灼熱のアスファルト、街を歩く人にとって、大木の木陰は
とてもありがたいものでしょう。

炎天下の街中でも、大木の並木道では一息つくことが出来ます。また、大木の街路樹が増えれば路面の温度上昇も緩和されるだけでなく、車の冷房効率も飛躍的に良くなるため、燃費も向上し廃熱の減少も期待できます。

街はもっと緑で覆われるべきです。最近は行政の指導もあり、ビルの壁面緑化や屋上緑化技術が急速に進展しております。その反面、もっと木陰を増やして快適で美しい街を作ることはなぜ重要視されないのでしょう。

夏の木陰をもっと増やすことが大切だと思います。皆がもっと公共意識をもって身近な住環境から変えていくことが大切です。

住人の中には、隣の枝がちょっと敷地にかぶってきたと言ってすぐに文句を言う人や、隣の落葉が道路に落ちて嫌だという住人もいます。しかし、落葉も秋らしくていいものなのです。落ち葉の上を歩くと身も心も健康になる気がします。何よりも都会暮らしで人工物に囲まれて育った子供たちには、自然の移ろいを身近に感じることは絶対に必要なのです。もっとおおらかに物事を考えてもらいたいものです。落葉が気になるのなら掃除すればいい。早朝の掃除はとても気持ちいいものです。

また、折角の街路樹が無残にぶつ切りされている光景に、心痛めている方も多いことと思います。

何のための街路樹なのか、何のための緑なのか、これからはみんなで考えていくことで、美しい生活環境を作っていくことが大切だと思います。

 
既存の落葉高木を生かす
敷地造成の際にもともとあった2本の巨木、エノキとケヤキを生かし、その木陰の動きを設計に生かした例です。
広大な庭に点在するベンチのどこかは必ず夏は木陰になります。
木漏れ日は見た目にも涼しく、風の通り道を空けて室内に取り込むことにより、エアコンもほとんど要らない住環境ができました。
この東屋の配置は、その奥に位置する栗の大木の木陰に作りました。落葉樹なので冬か暖かく、夏の日中は木陰になります。また、雑木の庭の園路は風が抜ける度に木漏れ日が揺らいで、涼しさを感じさせます。大木は街の大切な財産です。これを庭に生かすことが大切です。



夏の木陰のある暮らしを
庭の形式を問わず、私は常に夏の木陰を意識して庭を作っております。

「住まいは夏を旨とすべし」
とは、鎌倉時代、吉田兼好の「徒然草」におけるとても有名な一節です。
日本には四季があります。
夏の暑さや湿気は熱帯にも劣らず、日本人は昔から住まいにおいて、夏の暑さをしのぐための様々な工夫を凝らしてきました。ところが近年の日本ではそうした祖先の知恵を忘れたがごとく、密閉した住まいや空調に頼った、自然を拒絶した生活スタイルをつくってしまいました。

人は自然から離れて、一体どこにいこうというのでしょう。
自然に抱かれる温もりを今こそ思い出して欲しい、そんな願いを込めて、独自の庭を作り続けております。


ウッドデッキ一つを作るときも、夏の暑さをしのぐための配植を常に考えています。 駐車場脇のわずかなスペースを利用して駐車場に雑木をかぶせています。樹木の蒸散効果により、木陰の駐車場では、車に乗り込むときのあの暑さも随分緩和されます。
庭は見た目の美しさだけでなく、健康的で自然豊かな生活環境つくりを、第一に考えることが大切です。

高田造園設計事務所の庭。
毎朝ここに足を踏み入れます。
ケヤキの大木の下に事務所を建てて庭を作りました。
一歩踏み込むとひんやりした空気に身も心も爽快になります。



環境にやさしい自然素材や技術の導入
人工的な都会の暮らしの中で、豊かな緑は人間らしさを取り戻す貴重なスペースです。

私にとって庭は、子供の身近な自然学習の場として、同時に自然と共存してきたかつての生活文化を感じるスペースと考えています。

人と自然がますます離れてゆくにつれ、その役割の重要性は増していきます。環境問題、社会の様々なひずみも、多くの人たちが再び、身近な自然を見つめることで何か変化があるのではないでしょうか。


土塀の表情。(金綱重治 設計監理)
厚い土は乾湿の調整や温度調節効果に大変優れ、太古の昔から世界中で建築の原料として使用されてきました。
このテラス舗装に用いた素材はマサ土が主原料の新しい環境素材です。浸透性があり、水分を多量に蓄えるため、吸湿状態では夏の炎天下でもそれほど暑くなりません。また、有害物質を全く含んでいないため、壊してしまえばそのまま土に還元できます。
自然をそのまま生かす知恵が今こそ見直される時代になりつつあります。

壁泉の後ろ、木柵の中に雨水の貯水タンクがあります。
雨樋から雨水を集めて、これを壁泉ポケットからの湧き出し水の意匠に使いました。
一本の雨樋から、まとまった雨の一降りで200リットルのタンクはすぐに満杯になります。
水は大切な資源です。雨水の有効利用は行政の推奨の下、最近とみに注目されてきました。
庭においても積極的に活用することで、手軽に水の意匠が楽しめます。
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