店舗改装に自然素材を生かした千葉県の店舗リフォーム施工例。地下店舗の内装造形の設計施工を紹介します。

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造園施工
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造園施工 庭が出来るまで

その他の施工|4|
バリアフリーの茶亭と庭園

千葉市若葉区の、とある民間のホスピスにバリアフリーの茶亭と庭園を創りました。
入院患者さん達が、日ごろの散歩の中で自然の木漏れ日やそよ風に揺れる木々のささやきを聴きながら、一息つけるようにとの願いを込め、建築と造園とが一丸となり、前代未聞の本格的な病院内の茶亭ができました。
建築設計は伊藤平左衛門建築事務所の中山有子氏、全体監修と造園設計施工は高田造園設計事務所が担当しました。建築から造園終了までの過程をここでご紹介します。

建築施工前の石積み工事中。隣地との東側境界は筑波石の石積みとしました。この積み方は野面積みと言われています。

野面積み終了、茶亭の位置を検討しています。造園を含めた全体計画の中で建築位置を決定します。

崩れ積みと呼ばれる石積みにて、西側の土留めとしました。鳥海石を用いています。

茶亭木組み工事中。柱は全てヒノキの錆丸太を用いました。

化粧天上工事中。屋根は宝形造りで、扇垂木(おうぎたるき)と呼ばれる化粧屋根です。

壁面竹小舞作業中。壁は全て古来からの土壁になります。薄く裂いた竹を細かく編み、塗り土の下地にします。

壁面下塗り終了後。荒木田土にスサ藁を混ぜて塗りこみます。その後十分に乾燥させてから上塗り仕上げとなります。

                    

茶亭内腰掛下の差し石施工中。本来の日本家屋において、建物と軒内との境に石を並べて床下通気を兼ねた結界としてきました。現在は茶室などの数奇屋造りにおいてのみ、それが受け継がれています。

                    

土間洗い出し施工中。土間の素材には茨城県産の笠間土に中国の黄土などを配合して洗い出します。

雨落ち施工中。縁石には厳選した筑波石を用いました。

手水鉢施工中。蹲踞の水鉢を掘ります。この水鉢は桂離宮外腰掛前にある二重枡形手水鉢を参考に、現地に合わせて寸法を決めて設計しました。茨城県真壁在住の石工による手彫りにて仕上げました。

水鉢周辺石組施工中。車椅子での使用を想定して製作した大きめな手水鉢に合わせ、豪快に石組しました。石材は福島県の鮫川石を厳選して用いました。

                     

石組、建築、大和塀が終了しました。

茶亭内部終了。上塗り仕上げ後、土壁の乾燥中です。新建材を全く使わず、土と木と石のみで仕上ました。全てが最終的に自然に帰ってゆくものです。

園路石畳施工中。御影石切り石の古材と丹波石をデザイン的に組み合わせて施工しました。

園路石畳終了後。機械を一切使わず全て手作業で石を割り、施工しました。作品に汗と想いを込めてこそ、人の心を打つものが作り出せると信じています。

奥庭部分石組施工中。庭の骨格は自然石石組としました。今回は立石を多用し、石の持つエネルギーを見る人に感じさせる事を願って力を込めてみました。

雨落ち周辺の足元の表情。車椅子の通行と景としての面白さを考えあわせて施工しました。

樹木植栽作業中。雑木を中心に奥行きと道中の変化を演出してゆきます。

下草を植え、苔を張って完成しました。

茶亭円窓から見た奥庭の表情。円窓が外の景色を切り取り、自然の掛け軸になります。

茶亭室内の表情。障子を閉めて床柱に花を生けると、室内の雰囲気は一転します。

茶亭入り口から見た奥庭の表情。

お茶会の様子。庭と一体になった開放的な茶亭で、ホスピスの患者さんや看護士さん達に次々に一服ふるまいました。日常の中の非日常空間で安らぎのひと時を、そんな想いから、席開きには茶道関係の友人たちがボランティアに駆けつけ、初夏の茶会を満喫することが出来ました。

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