玄関アプローチ、土壁を活かした千葉県の造園 自然素材を生かした庭造り。

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造園施工
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造園施工 庭が出来るまで

その他の施工|2|
「土の壁作り」 土壁作成工程 (神奈川県鎌倉市S氏邸 平成18年3月施工)

竹を伐り出し、編みこんで下地を作り、土を塗って壁を作る、壊せば全てが土に還る、身近な自然の恵みを生かした古き良き本来の土壁も、最近ではなかなか見ることが出来なくなってきました。
日本に限らず、身近な自然の恵みを衣食住に活かし、自然と共に豊かな生活を営んできたことは人類世界共通の歴史です。自然の恵み豊かなわが国も、かつては木と石と土といった身近な自然素材を用いて住環境を作り上げてきました。

それが今になって循環社会、リサイクル社会を、さも新たな社会構築のあり方として叫ばれていることに、多少の違和感を私は感じます。もともと日本人は身近な自然の恵みに感謝し、その恵みを無駄なく使い、そして見事な循環システムを当たり前のように維持し続けていたではありませんか。
人間社会の原点を私たちは決して忘れてはなりません。一人でも多くの人に、そのことに気付いて欲しい、自然の温もりを通して伝えていきたいと思います。


設計概略イメージ図
あふれかえるゴミの問題、かつての日本には「ごみ」というものは存在しませんでした。全ては循環して利用されていたからです。壁も同様、土と木で築けば、ゴミになりません。全てを土に返すことが出来ます。かつての素晴らしい人間のあり方、それを思い起こしてもらいたい、そんな思いで、少なくなりつつある昔の工法で壁作りに挑みました。

冬場に伐り出した性の良い青竹を裂き、壁の下地を編んでいきます 。

竹小舞、縦子終了
力竹にシュロ縄で固定していきます。

竹小舞終了
苦心して編んだ小舞は、それだけで美しく感じます。

瓦屋根終了
瓦は品のある京襖を用いました。

荒木田土に藁すさを混ぜ、裸足でよく混ぜ込みます。

いよいよ壁の下塗り開始です。

下塗り片面終了後の背面
竹小舞の合間からはみ出した土が小舞とかみ合って強度を出します。この後、背面を塗りこみます。

下塗り乾燥中
乾燥させて粘土分を収縮させ、十分に亀裂が入るのを待ちます。いい具合に亀裂が入ってきました。

上塗り仕上げ中
上塗りには荒木田土、藁すさの他、川砂を混ぜて塗りこみます。

完成後
土ならではの味わいが家に本物の品格を与えました。現在は土壁風の人工素材を用いた壁が主流となっていますが、それらに本物の土の温もりや質感は決して醸し出すことは出来ません。モノつくりとはどういうことか、その原点を感じていただくことでよい社会つくりのため、美しい日本の風景創りのために資することが出来ればうれしく思います。

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