2016年12月20日 火曜日

自然と接する時間の長さ

今年も残すところ僅かとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
高田造園設計事務所のスタッフ、中山です。



先日、以前から取り組みたいと思っていた水脈を掘る作業の時間がありました。
膝をついて土にまみれ、夢中で溝を掘っていましたのを鮮明に覚えています。
ほかにも高田造園設計事務所の樹木を運び、
不要な瓦や太枝を土に混ぜながら植栽をしたりと、様々な作業を行いました。
仕事を通じて気づいたことをこの場でシェアさせていただきます。
皆様にとって、何かのヒントになりましたら幸いです。







私は週の半分を千葉県の自然豊かな場所で過ごし、
週末は都内で気功教室に携わっています。
この自然と都会を往復する二重生活を経て、疲れに違いがあることに気づきました。





週末に都内で買い物に少し出かけただけでそれなりに疲れてしまいます。
仮眠を取ろうかと考えてしまうくらいです。
たくさんの木々に囲まれてのんびり過ごすのと、池袋の人込みの中を歩くのは大違い。
疲れを実感して睡眠時間を長く取っても、翌日は眠いまま。
"抜けきらない'疲れと表現すれば伝わりやすいでしょうか。



一方、高田造園設計事務所の仕事は朝早くから始まります。
11月までお世話になっていたリラクゼーション整体の勤務時間と大きく違いはなく、
それなりの疲労感はあるものの、翌日は朝の4時過ぎに目が覚め、
仕事中も体はしっかり動いてくれます。



この差は一体何でしょうか?
私が思うに、自然と接している時間の長さではないかと考えています。



例えば舗装された道路を歩く際、アスファルトが硬いために地面を蹴る時の衝撃がそのまま足に返ってきやすいです。
一方、土の上はデコボコしていることがありますが、柔らかいために足への負担が小さいように感じられます。
(土の上を裸足で歩いて地球のエネルギーとつながる、"アーシング"と呼ばれる健康法もあります)
ビルに囲まれ、自動車が多い都内と緑に囲まれた場所では空気の新鮮さも異なると思います。
自然と触れている時間が長い程、疲れにくく元気な状態でいやすいということを最近の二重生活のおかげで体感できたのだと思います。





自然に触れる時間を増やすために、どこか自然豊かな場所に行けばいいのではないか。
そう思うのもごもっともですが、その前に身近でできる方法があります。
それは、

『自宅の庭の手入れをすること』

だと私は考えます。
自宅の庭はそこに住んでいる私たちのもっとも身近な自然であり、
酸素と二酸化炭素の交換をはじめとする、エネルギーの循環をよく行なっている自然だと言えるでしょう。
そんな、いつも私たちを見守ってくれている庭と直接触れ合う機会が大切だと考えています。
私などは、草むしりをする合間に樹木に手を当て、気を送りながら話しかけたりしています。
傍から見ると怪しいですが(笑)



あわただしい年末に、あえて時間を作って庭の手入れをしてみる。
大掃除の一環としてやってみてはいかがでしょうか。
難しいのであれば、たまには庭をゆっくり眺めるだけでも日常では気づかないことに気づけるかもしれません。
アイザック・ニュートンがリンゴが木から落ちるのを見て万有引力を、
リサ・ランドール博士が川の水の流れを見て五次元理論を閃いたように。
日頃の悩みの解決策であったり、落ち込んでいた気持ちが元気になったり。
きっと、自然がもたらしてくれる癒しをよりいっそう与えてくれるでしょう。




投稿者 株式会社高田造園設計事務所