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庭の管理

庭の管理業務について

当社で施工した庭は、その後もずっと当社で責任を持って管理いたしております。

私たちにとって庭は、住まいの自然空間と考えております。したがって、庭の手入れは基本的に、作った当初のままの原型を維持するために行うものではなく、庭をよりよい空間へと育てながら、人と木々とが共存できるように、必要な手入れ作業を行います。

作った庭は施工直後が完成ではありません。その後の適切なメンテナンスと時間の経過によって、庭はさらに自然に、落ち着きと深みのあるものへと育ってゆくのです。

そのため私たちは、庭の設計施工者自らが毎年の管理作業にうかがい、その庭がよくなってゆくよう、木々の状態を見ながら臨機応変に、その年に必要な管理作業をいたしております。

庭を『住まいの自然空間』としてよりよくしてゆくためには、手入れの仕方が大切です。私たち設計施工者にとって、庭を作った時というものは、その土地にわが子を産み付けたようなものです。手入れの際に毎年、庭の様子を見ながら、お客様と一緒に成長を喜び、手入れしながらわが子のような木々と対話するのです。


 

手入れの回数、金額目安について

庭の手入れはあくまで、枝葉を切ることが目的ではなく、木々の力を活かしながら、よい庭空間へと誘導してゆくための最低限度の人手による管理作業ですので、全ての木々を毎年一様に手入れする必要など、どこにもありません。

庭をよくするために必要な作業を行い、なるべく自然の力に任せてゆく、それが私たちの管理です。

 




庭の管理は、当社の場合
基本的に、年に1回から2回のケースがそれぞれ半々程度となっております。
手入れの時期はおもに、5月中旬から7月初旬の春季と、11月から1月の冬季との2回に分けて行っております。





手入れの金額は、庭の面積や作業内容、剪定枝のリサイクル処分量によって様々ですが、敷地60坪程度の雑木の庭の場合、旺盛に成長している庭をしっかりと管理してゆく場合、平均して4~6万円程度、敷地100坪程度の雑木の庭で7~10万円程度となります。

また、庭の状態によっては、手入れ作業がほとんど必要のない年もございます。基本的にその年の手入れの際に、実際に要した作業分の金額のみ請求いたしております。


 

雑木の庭|管理のコンセプト


雑木の庭は、限られた住宅敷地の外空間に、刻々と生長する自然樹木で庭をつくり、人と木々が共存できるようにしていくことです。それには当然ながら適切な管理作業が必要になります。

雑木の庭における適切な手入れとは、ただ単に庭の形や木々の形を維持するための従来の樹木剪定とはまったく異なります。

木々の生命力をじょうずに発揮させていくためには、庭を生態系として育てていくことが大切です。
「木々をコントロールしながら、よりよい空間へと誘導していくこと」、これが住まいを囲む自然環境としての雑木の庭を管理していくコンセプトといえます。そのためには手入れの必要性と目的を知り、庭の状態に応じた適切な管理が大切です。


 

庭の手入れ6項目