松下
2020年4月26日 日曜日
今だからこそ
ご無沙汰しております。高田造園の松下です。
世間ではコロナウイルスの拡がりとともに、
経済はもとより私たちの生活様式、生活基盤に大きな影響を及ぼし、
時代として大きな転換期を迎えています。
コロナウィルスにより大変な思いをされている方が
日本中、世界中にいらっしゃり、
我が身も人ごとでない昨今の状況。
その中で自分はどうしていくべきなのか
しっかりと考えなければといけないと感じながら
日々を送っています。
私たちは自然に根差した生活、自然に寄り添った生活を目指し、
施工においてもその場の自然環境を木の力も使いながら、
本来あったその土地の地力に満ちた、
そして住まう私たちにも心地よいと感じられる
相利共生可能な空間、環境作りを目指して仕事しています。
![](/blog/images_mt/IMG_7943.JPG)
そういう中で、ものを考え仕事をしていると、
時代は人類に、自然に寄り添う生活に方向性を見直さねばならないと
転換の必要性を示してきているのではないかと
最近より感じるようになりました。
私もイベントでの体験を通して、
味噌をここ2年ほど自分で作るようになりました。
今まで普通に暮らす中ではスーパーで買うのが当たり前だった味噌も、
ついこの間までの日本人の生活では自分たちで作るのが当たり前だったものです。
日本人は麹菌をうまく生活の中に取り入れ、
発酵を利用して生活の中で様々な物にうまく活用してきました。
![](/blog/images_mt/IMG_7650.JPG)
食ベ物も自然の恵み、収穫に感謝し、
自分達が食べるのに必要な物を程々の量で生産・収穫し、
多く獲れたものは周りの人たちと分け合ったり、
発酵食として保存して備蓄してきました。
機械や農薬がない分、自然にインパクトを与え過ぎずに、
自分たちの住む周りの環境を傷めつけずに、
自然の中で「足るを知り」生活していました。
その生活が結果的に自分たちの住む周りの土地環境にも、
発酵食品や農産物などを食べることによって形成される自らの腸内環境にも、自然と程よいバランスで健康に生活して来れたのかもしれません。
しかし、今は食べる物にしても、自分たちの住む周りの環境にしても、
一昔前とはすっかりと異なり、
大量に収穫を確保するためにほぼ肥料と農薬づけになった野菜や穀物類を口にし、
住まう場所も、もともと河川災害の被りやすい地域であったり、
山を削り一様に均し宅地化した場所であったりと、
先祖のように土地の履歴や、地形を読んだりして、
家を建てるべき場所を選ぶといったことが今ではほぼなくなってしまっています。
そういうことに対して地球は、自然は、
人類にそろそろ目を醒ますようきつい仕打ちをしているのかもしれない、そう思ってしまいます。
どなたかが言ってらっしゃった言葉ですが、
自然は残酷で、
時に私たち人間に四季折々の景色を見せてくれたりもしますが、
時に災害級の被害を及ぼしたりもします。
しかし、「自然は美しい反面、時に恐ろしい」と解釈するのは私たちで、
自然というのはもともと中立で、
起きたことに後から私たちが意味付をしているだけなのだと。
今世界では「戦時」「有事」とも言われる現在ですが、
それに匹敵するほどの安全衛生面、経済面の緊急事態で、
人類が一致協力して、まずはウイルス感染拡大を最小限に抑えていく姿勢です。
世界として日本としてはそういう態勢ですが、個人レベルで言うと、病気になってしまえば受け入れ、ワクチンが開発されるまでは自分自身の免疫力、体力に頼る他ありません。
もうすでにウイルスが出現してしまっている以上、いつか被害を及ぼさないレベルになるにしても、共に生きていく覚悟で臨んでいくしかありません。
感染の拡がりを抑え、大切な人の命を守るためにも、今は外での行動を少し抑えることが必要であると考えますが、この波が去って行った後に、その後の世界でどう生きていくか。
それは各々がそれぞれ考えていかないといけないことです。
もしかするとその後に自然災害が追い打ちをかけてくるかもしれません。
そういった心の備えも必要になるかもしれません。
![](/blog/images_mt/IMG_8968.JPG)
新型コロナウイルスに限ったことではありませんが、
自己防衛策として、少しでも自分自身の免疫力を上げるためには、
普段から食べる物には気を配り、
日本人が大切にしてきた発酵食品や玄米、
そういうものを取り入れた食生活を見直して、徐々に取り戻していく。
またスーパーなどでも食物を購入する際は、
その品物がどのような場所で、どういった方法で作られたのか調べてから購入を検討してみる。
その行き着く究極のところ、安心安全な物を食べるためには、
自分で作ったものを食べるのが一番ですが、
それが実現不可能な方でも、
忙しさの中で見過ごしがちな、
自分の体にもう一度気を配るといった、
今だからこそ見直せることがあるかもしれません。
また、災害級の大雨も降る昨今。
そういう状況下で、どういう場所に大きな被害が出ているのか。
どのような場所が危険にさらされるのか。
もう一度自分たちの生活の中で身の回りを観察し、
再認識しないといけない時期も来ています。
今私たちは、様々な災害の重なる現状を、
私たちの命、体、基礎的な衣食住、その原点をもう一度省みる機会として与えられている気がします。
「神は乗り越えられない試練は与えない」
池江璃花子さんやYOSHIKIさんも信念にされているこの真理を胸に、
今は耐え、乗り越えていくしかありません。
世間ではコロナウイルスの拡がりとともに、
経済はもとより私たちの生活様式、生活基盤に大きな影響を及ぼし、
時代として大きな転換期を迎えています。
コロナウィルスにより大変な思いをされている方が
日本中、世界中にいらっしゃり、
我が身も人ごとでない昨今の状況。
その中で自分はどうしていくべきなのか
しっかりと考えなければといけないと感じながら
日々を送っています。
私たちは自然に根差した生活、自然に寄り添った生活を目指し、
施工においてもその場の自然環境を木の力も使いながら、
本来あったその土地の地力に満ちた、
そして住まう私たちにも心地よいと感じられる
相利共生可能な空間、環境作りを目指して仕事しています。
そういう中で、ものを考え仕事をしていると、
時代は人類に、自然に寄り添う生活に方向性を見直さねばならないと
転換の必要性を示してきているのではないかと
最近より感じるようになりました。
私もイベントでの体験を通して、
味噌をここ2年ほど自分で作るようになりました。
今まで普通に暮らす中ではスーパーで買うのが当たり前だった味噌も、
ついこの間までの日本人の生活では自分たちで作るのが当たり前だったものです。
日本人は麹菌をうまく生活の中に取り入れ、
発酵を利用して生活の中で様々な物にうまく活用してきました。
食ベ物も自然の恵み、収穫に感謝し、
自分達が食べるのに必要な物を程々の量で生産・収穫し、
多く獲れたものは周りの人たちと分け合ったり、
発酵食として保存して備蓄してきました。
機械や農薬がない分、自然にインパクトを与え過ぎずに、
自分たちの住む周りの環境を傷めつけずに、
自然の中で「足るを知り」生活していました。
その生活が結果的に自分たちの住む周りの土地環境にも、
発酵食品や農産物などを食べることによって形成される自らの腸内環境にも、自然と程よいバランスで健康に生活して来れたのかもしれません。
しかし、今は食べる物にしても、自分たちの住む周りの環境にしても、
一昔前とはすっかりと異なり、
大量に収穫を確保するためにほぼ肥料と農薬づけになった野菜や穀物類を口にし、
住まう場所も、もともと河川災害の被りやすい地域であったり、
山を削り一様に均し宅地化した場所であったりと、
先祖のように土地の履歴や、地形を読んだりして、
家を建てるべき場所を選ぶといったことが今ではほぼなくなってしまっています。
そういうことに対して地球は、自然は、
人類にそろそろ目を醒ますようきつい仕打ちをしているのかもしれない、そう思ってしまいます。
どなたかが言ってらっしゃった言葉ですが、
自然は残酷で、
時に私たち人間に四季折々の景色を見せてくれたりもしますが、
時に災害級の被害を及ぼしたりもします。
しかし、「自然は美しい反面、時に恐ろしい」と解釈するのは私たちで、
自然というのはもともと中立で、
起きたことに後から私たちが意味付をしているだけなのだと。
今世界では「戦時」「有事」とも言われる現在ですが、
それに匹敵するほどの安全衛生面、経済面の緊急事態で、
人類が一致協力して、まずはウイルス感染拡大を最小限に抑えていく姿勢です。
世界として日本としてはそういう態勢ですが、個人レベルで言うと、病気になってしまえば受け入れ、ワクチンが開発されるまでは自分自身の免疫力、体力に頼る他ありません。
もうすでにウイルスが出現してしまっている以上、いつか被害を及ぼさないレベルになるにしても、共に生きていく覚悟で臨んでいくしかありません。
感染の拡がりを抑え、大切な人の命を守るためにも、今は外での行動を少し抑えることが必要であると考えますが、この波が去って行った後に、その後の世界でどう生きていくか。
それは各々がそれぞれ考えていかないといけないことです。
もしかするとその後に自然災害が追い打ちをかけてくるかもしれません。
そういった心の備えも必要になるかもしれません。
新型コロナウイルスに限ったことではありませんが、
自己防衛策として、少しでも自分自身の免疫力を上げるためには、
普段から食べる物には気を配り、
日本人が大切にしてきた発酵食品や玄米、
そういうものを取り入れた食生活を見直して、徐々に取り戻していく。
またスーパーなどでも食物を購入する際は、
その品物がどのような場所で、どういった方法で作られたのか調べてから購入を検討してみる。
その行き着く究極のところ、安心安全な物を食べるためには、
自分で作ったものを食べるのが一番ですが、
それが実現不可能な方でも、
忙しさの中で見過ごしがちな、
自分の体にもう一度気を配るといった、
今だからこそ見直せることがあるかもしれません。
また、災害級の大雨も降る昨今。
そういう状況下で、どういう場所に大きな被害が出ているのか。
どのような場所が危険にさらされるのか。
もう一度自分たちの生活の中で身の回りを観察し、
再認識しないといけない時期も来ています。
今私たちは、様々な災害の重なる現状を、
私たちの命、体、基礎的な衣食住、その原点をもう一度省みる機会として与えられている気がします。
「神は乗り越えられない試練は与えない」
池江璃花子さんやYOSHIKIさんも信念にされているこの真理を胸に、
今は耐え、乗り越えていくしかありません。
投稿者 株式会社高田造園設計事務所