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2014年11月29日 土曜日

雨にも負けず

時が経つのは、本当に早いもんで2014年も残すとこ後1か月になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今のところクリスマスの予定はありません、寂しくなんてないんだもん僕です軍司です。

いよいよ年末に向けて、高田造園でも手入れ周り、そして造園工事と泣く子も黙る程の嵐のような慌ただしさを迎えております。


そんな中、この日向かいますのは、もうじき完成を迎えます世田谷区にあるM様邸です。

これは植栽が終わった頃の写真ですが、ここから石畳、洗い出しアプローチ、版築そして現在制作中の雑木の枝の枝柵など、ここM様邸では高田親方の面白いアイデアをふんだんに詰め込んだ、新鮮で温もりを感じる事のできる空間が日に日に形を現しております。

そして今日は駐車場の洗い出しであります。重量のある車の乗り入れにも耐える耐久性と見た目の美しさが求められる部分です。

砂、セメント、3分砂利を正確に混ぜ合わせ型枠の中に流し込んでいきます。
はい、だいたいここまででお昼です。
ここから仕上がる絶妙な固さになるまで、昼飯を食べながら待ちます。
そして曇った空を眺めながら何気なくウェザーニュースを見てみると、、、こここここれ雨降ってくるやないかいッ

と慌ててご飯をかっこみ、ここから怒涛の仕上げの洗いの始まりです。
今にも降り出しそうな空すら見ずに、椎名先輩が鏝、刷毛、スポンジとあらゆる道具を使いこなしカラフルな砂利たちが見えてくるまで洗っていきます。
そして僕はセメントがついたスポンジを受け取りバケツの水で洗いそしてまた渡すという阿吽の呼吸で椎名先輩と雨よ降らないでくださいと叫びながら仕上げていきます。

そして雨は無残にも僕たちに降り注いできます。がしかし間一髪には間に合いませんでしたが何とか無事に仕上げることができました。


雨に打たれながら作った洗い出しです。これから月日が経つにつれどのような表情を見せてくれるか楽しみです。

この日の帰りの車内は施主様に頂いたタオルを顔に巻き付け、暖房MAXで震えながら帰りましたが、次の日もピンピンと働くことができました。

人生と同じで晴れる日もあれば冷たい雨の降る日もある、身思って学んだ日でありました。


そして我らが高津戸ダーチャにも何やら動きが、、、


作業小屋が姿を現してきています。そうです天候はまたしても雨、しかし柱を支えてる人や見守ってる人たちの心は晴れているに違いありません。


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2014年11月15日 土曜日

世田谷区現場状況

 お久しぶりです、椎名です。

11月も半ばになると日が短くなり、高田造園でもなんだか年末の慌ただしさを感じ始めてきました。

これから本格化する手入れ周りの仕事を前に現在、4件の工事を進行しています。

 中でも前回も紹介させていただきました世田谷区のM様邸では11月もメインで施工していて、残す所駐車場の洗い出しと植栽と、完成が近付いてきました。

 
 前回のブログ「感動、大工仕事」でも紹介させて頂きました玄関前はこんな感じに仕上がりました。



正面に見える固定式のガラス戸の他に、もう一枚



引き戸が取りつきました。

これによって普段お客様をお出迎えする時には窓ガラスを通して奥の景色に広がりや期待感を与えてくれます。

写真ではその雰囲気が伝わりきらないのが残念です。


さて、我々高田造園組も負けてはいません。

 駐車場の高低差を解消する為の土留め工事では版築を行いました。



  元々M様邸では表面排水が流れやすく車道部まで雨水が流れ出していました。
その為コンクリート製の完全に水を遮断してしまう土留めよりも、排水性の良い天然素材を使用した版築にする事で土留め事態にも水分を保持しゆっくり排水させるような水脈改善の役割も兼ねています。

 今回の版築では土留めという事もあり少量の白セメントを使用している箇所もあります。デザインの様に層状に見えるのは、セメントやニガリ、石灰の配合を多少変えている為でもあります。

 
  基本的にはセメントを使用していない為版築には雨、風等による浸食を防ぐ為の笠木が必要です。

今回使用している笠木は洗い出しで作成しました。




 安易に規制品を使わなかったのは適した寸法で水落のある材料が無かった為でもあります。

 上部写真の笠木を見て貰うと長方形の物はありません。(一部柱材料覗く)

これは水を切る為に昔から用いられてきた形で単に見た目だけでは無く機能を考慮された形なのです。

  
 自然材料を使って作った製品は時間と共に変化して行きます。

 施工中の短期間の間でも変化していく雰囲気が、今後完成してからもどの様に変わって行くのか楽しみです。


 近々完成の報告をお楽しみください。




 






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2014年11月 1日 土曜日

目指すは富士山

部屋の窓から外を眺めていますと、一枚また一枚ひらひらと赤や黄色やオレンジ色さまざまな色の葉が宙を舞っております、もうそこまで冬が近づいてくるのを肌で感じる今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。ご無沙汰しています、軍司です。
ずいぶん久しぶりのブログになりましたが、最近の高田造園は、遠征に大地の再生講座、そして飲み会や畑仕事とさまざま事をやらさせて頂いております。 もちろんお庭造りも、つくば、世田谷、相模原、そして浜松と慎重にそして大胆に段取りしながら進めております。一度にすべての出来事を書きますと、きっと僕の頭がパンクしてしまいますので、今回は僕自身初の2泊3日での出張現場をリポートしたいと思います。

この日朝の5時に事務所を出発して向かいますのは、はいここです

そうです静岡県です。片道5時間という現場に道具や樹木を満載に積み込み三ヶ日インターを目指します。睡魔と戦いながらなんとかお客様の待つ浜名湖のほとりの素敵な別荘地へ辿り着くやいなや、植栽工事の始まりです。しかし今回は僕たち以外に地元の強力な助っ人がいます。ナインスケッチの田中さんをはじめに地元で活躍する造園業の皆さんに協力していただきました。
あいにくの雨の中、あれよあれよと樹木達が自分たちの新しい住まいに植わっていきます。固い地盤の中、木炭などで土壌改良をしていきます。木炭や竹炭は通気性や保水性が高いので、水分を蓄えてくれて植物の根を張りやすくしてくれます。

そして予定以上にはかどり一日で全ての樹木を植え付ける事ができました。
長時間の運転、そして植栽と疲れきった身体を癒す宿は、現場から徒歩3分の温泉付きの宿です。ここで夜はまるで遠足気分のような心地良さを味わいながら、地元の食材を頂きました。そして部屋に帰ってみますと、僕は椎名先輩と一緒に部屋だったんですが

新婚さんやないかーい

初めての出張現場に不安がありましたが、素敵な景色に気持ちよく仕事をすることができました。まだこの現場は数回行くことができるので楽しみにしておきたいと思います。


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