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2014年3月 9日 日曜日

角地の菜園とベンチ--―茨城県鹿嶋市にて

お久しぶりです、梶原です。

















茨城県鹿嶋市で進行中の現場は、道路に面した角地です。

大通りから1本入った割と細い道路なのですが、自動車もよく通り、小中学生やご近所の方々の往来が一日じゅう途絶えません。この辺りでは、人に会えば挨拶をするのが当たり前という習慣が生きていて、下校途中の小学生も毎日元気に声をかけてくれます。


角には菜園があり、お客様が野菜作りを楽しまれています。何を育てているのだろうと、通りがかる人も興味深げに立ち止まり、見ていかれます。

あの時積んでいたブロックは、その擁壁だったのでした。すでに木製のカバーが取付けられており、建物際の木柵ともマッチして、ぐっと雰囲気が引き締まりました。天板には軽く腰掛けたり、菜園の作業道具を置くこともできます。

こちらは、深岩石と太鼓丸太を用いたベンチ。ちょうど大人ふたりが腰掛けることのできるサイズです。今回は玄関前と、駐車場前に2台設置します。


座面を取付ける前の様子、駐車場側からの眺めです。
背もたれがないので、どちらの方向に向いても座れますね。玄関前でちょっとしたひと休みに、また、おしゃべりをしながら菜園の作業を眺めることもできそうです。

実のところ、現場に入る前はこの面積でベンチが2つ、というのは多いような気がしていましたが、実際にここで何日も過ごしてみると、それにも納得できます。菜園を眺めてふと立ち止まる人、お客様の愛らしいお子さんに会いにくるご近所の方々、次の町内の会合について井戸端会議をする人・・・何しろ人が自然と集まる場所で、ここはさながら私設公民館のようです。


エントランスの石もほぼ組み上がり、徐々にアプローチの形状も見えてきました。
ベンチと菜園だけでも、外からも内からも人々を受け入れる装置となりえますが、これから本格的に植栽が入り、より一層、柔らかく人々を包み込む空間に仕上がるのではないかと思うと、わくわくします。


さて、最後は予告編です。
写真右の渋いお方は、高田造園で大変お世話になっている74歳(!)の大工、川上さんです。現在、川上さんの指示のもと、古材を再利用した小屋づくりが始まっています。次のレポートをどうぞお楽しみに!

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2014年3月 2日 日曜日

片付け


入社してもう1ヶ月以上が過ぎてしまいました。時が経つのは本当に早いですね。

失敗と反省を繰り返しながら日々を過ごしていますが、最近現場で仕事をする中で、これは本当に大切なことだなぁと思ったことがあるので、今日はそれを報告したいと思います。

それが何かといいますと、、、



これです!

写真だけだと何を言いたいのかさっぱりわからないと思いますが、これが大切な事なんです。

題名を見た方はもうお気づきでしょうが、今回話したいのは『片付け』です。

当たり前ですが、一日が終わると現場を片付けます。一日の途中でも、一つの作業が終われば片付けます。さらに言えば作業中でも、片付け、掃除をして作業をしやすくします。
言葉にしてしまうと簡単ですが、「どう片付けるか」がとっても大事で難しいんです。
特に作業中の片付けなどは、どんな道具が、どこにあったら作業しやすいのか、具体的に現場での動きがイメージできていないとできません。

上の写真は、一日が終わり次の工程に必要な道具類を、お施主様の敷地に置かせていただいた時のものです。
道具類をシートで覆い、シートが飛ばされたり、バタつくことが無いように重しをのせてあります。

「お客様が気が付いて、私たちが気が付かないことがあってはいけない」
親方に教わりました。

親方は、「お客様は毎日、庭の景色が変わっていくのを楽しみにしている。その変化を見せるためにも片付けはしっかりやらなければいけない。」とも言っていました。施工途中でも、片付けがきちんとされていればひとつの景色になるんですね。

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